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星の世界は衝撃的。自分の人生が、生まれた時の星の配置図である「ホロスコープ」に
すべて記されています。みんながそれぞれの宇宙を完璧に生きているのです。
星の舞式サビアンシンボル事典books

目 次
『星の舞式サビアンシンボル事典』
第1章サビアンシンボルとはなにか
- ・サビアンシンボルの成り立ち
- ・古代の人々は星の叡智を神話とシンボルに閉じ込めた
- ・ジョーンズ版とルディア版
- ・エリス・フィラーの残した言葉を純粋に採用する
- ・地球のアカシックレコード?黄道は太陽系の星々が通過する特別なエネルギー領域
- ・過去世とサビアンシンボル
- ・天体からの影響は幻想であり囚われか
第2章サビアンシンボルリーディングのコツ〜この世界はシンボルであふれている
- 1. 情景を頭にイメージする
- 2. サビアンシンボルの中に隠れた象徴を丁寧に拾い上げる
- ・よく出てくるシンボル一覧
第3章星の舞式サビアンシンボル事典の使い方と基礎知識
- ・サビアンシンボルは「数え度数」で読む
- ・サビアンシンボル一覧の見かた
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・まずは各天体のサビアンシンボルを見てみよう
1.天体のサビアンシンボルはその年齢域の体験を示唆することがある
2.天体別まとめ
●個人的な領域(月、水星、金星、太陽)
●太陽は生命量の中心で個人と社会を繋ぐ
●社会的な領域(火星、木星、土星)
●精神的、集合無意識的な領域(トランスサタニアン) - ・度数ごとの意味
- ・ドデカテモリー
- ・サビアンシンボルとドデカテモリー
- ・参考書籍について
第4章サビアンシンボル事典
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牡羊座 / 牡牛座 / 双子座 / 蟹座 / 獅子座 / 乙女座 / 天秤座 / 蠍座 / 射手座 / 山羊座 / 水瓶座 / 魚座
牡羊座~魚座までの12星座・360度すべてに海部舞流の解釈を追加。
サビアンシンボルの基本はそのままに、今回書籍を執筆するにあたり、原典から新たな発見や詳しい解説をつけています。
この言葉はサビアンシンボルの叡智を下ろしたとされるサービア人のグノーシス主義にも繋がります。「グノーシス」は「認識」という意味で、自分自身やこの世界を認識しようとする哲学や思想体系であり、現代の精神世界や自己啓発的なものともつながっています。
自分や世界を認識するために、占星術の叡智は大変重要なものでした。宇宙と地上、そしてわたしたちは皆相似形で繋がっています。なぜなら、この世界を振動させるエネルギーの源泉が同じだからです。
占星術は、星と地上の出来事とわたしたちの意識を観察することで、この世界の源の創造主や神的なものの意識と繋がろうとした、ひとつの宗教体系というべきものであると思います。星々は神の名を冠し、わたしたちは星を読むごとに神の名を讃え、高い意識と繋がろうとします。
残念ながら現代の占星術は、エンターテイメント化しすぎていたり、当てものになりすぎていたり、謎のスピリチュアルに偏り過ぎていたりと、本質からそれているものも多くあります。
本来はより良く生きるための信仰なのではないかとわたしは思います。
わたしたちは自分の五感を通してこの世界を認識しますが、他者がどう認識しているかはわかりません。自分の認識のしかたがあまりにも絶対的すぎるため、自分の「特性」が当たり前すぎて、なかなか理解することはできません。ホロスコープはそこに客観性を与えてくれます。自分の特性を知れば、それは天から与えられた能力なのだとわかるでしょう。生きづらさにすら意味があったとわかるでしょう。自分の体験や認知がいかに唯一無二のものかがわかるでしょう。
本質的にわたしたちは自分を知りたいし、自分らしく生きたいと思っています。その純粋な意識や願いを思い出してもらうためにも、占星術の叡智はこれからも必要とされていくのでしょう。
本書が未来の占星術を学ぶ人々の役に立つこと、たくさんの人が自分を再認識し、より自分らしく生きる助けになることを願っています。
(「星の舞式サビアンシンボル事典」エピローグより)