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星の世界は衝撃的。自分の人生が、生まれた時の星の配置図である「ホロスコープ」に
すべて記されています。みんながそれぞれの宇宙を完璧に生きているのです。
星の舞式恒星占星術事典books

目 次
星の舞式 恒星占星術事典
第1章星座の成り立ちと占星術の歴史
- ・古代バビロニアの黄道12宮
- ・トレミーの48星座
- ・アラビアで発展していく
第2章占星術で恒星を扱う際の留意点と恒星リストのみかた
- ・恒星の黄経は変わる
- ・星々が移りゆくことで神話も変わっていく
- ・恒星の位置のズレを算出する方法
- ・恒星の明るさ 視等級について
- ・星団
- ・4Royal Stars 神の御前に立つ4人の天使と関連
- ・惑星の属性、対応する身体部位、オーブの記載について
- ・ベヘニアン恒星
- ・ベルナデット・ブレイディ(Bernadette Brady)の64恒星
- ・神話への精通の重要性と古典と現代の解釈の違い
第3章恒星からの影響をどう読むか 惑星とのパランをメインとしたリーディングのしかた
- 1.出生図のアングルにかかわるものを読む
-
2.恒星とヘリオセントリックチャート内の惑星の重なりを読む
恒星に関わる場合の惑星の解釈(ヘリオ・パランどちらも同様に) -
3.星と恒星のパランの概念とヘリアカルライジングスター
・パランとは
・ヘリアカルライジングスターとセッティングスター
・実際の観測において〝太陽と同時に昇る″星をみつける
・惑星と恒星のパランの意味
・パラン表の出し方
・パラン表の表記の理解と注目ポイント
・パラン表における各項目の解説
第4章恒星リスト
- ・牡羊座領域 黄経0度~
- ・牡牛座領域 黄経30度~
- ・双子座領域 黄経60度~
- ・蟹座領域 黄経90度~
- ・獅子座領域 黄経120度~
- ・乙女座領域 黄経150度~
- ・天秤座領域 黄経180度~
- ・蠍座領域 黄経210度~
- ・射手座領域 黄経240度~
- ・山羊座領域 黄経270度~
- ・水瓶座領域 黄経300度~
-
・魚座領域 黄経330度~
<【索引】掲載されている恒星一覧>
「そんな星の元に生まれた」という表現があります。
わたしたちが生まれた時の星の状況がその後の人生に大きく影響していることは、はるか5000年以上前の人類も知っていました。
わたしが占星術を始めたのは2014年でしたが、占星術をやり始めたころにまず抱えた違和感がありました。
「『星を読む』と言っても、太陽系の惑星や月や太陽だけなんだ!」
わたしたちが「星」という言葉から通常連想するのは、夜空に輝く無数の星々(恒星)です。しかし、一般に知られる占星術では、恒星は扱わず、太陽系の星のみを扱っています。占星術に夢中になっていく中、このズレへの違和感はずっと、わたしの中でくすぶり続けていました。
そんな想いもあり、わたしが恒星占星術に触れるようになったのは占星術を始めたごく初期の頃からです。この頃は、松村先生がアンタレスは~などと書いている発信を見ても、書籍の中で様々な恒星の解釈を見るにしても、なかなか自分の中に落とし込めませんでした。
どう読み解いていいかがよくわからなかったのです。
わたしは物覚えがいい方ではないので、恒星の数があまりにも多いのも、本格的な学習に踏み込めない一因でした。
そんな中で、ブレイディの恒星占星術の原書を入手して読むようになったり、ブレイディの著書を翻訳するさくらいともみ先生の勉強会に参加したり、福本基先生の古典占星術における恒星についてのまとめ記事を入手するなど、わたしの中で恒星についての情報が一気に集まりだしたのが2019年~2020年でした。
そして、バラバラに集まった情報をわたしなりに恒星ごとにまとめる作業をし、2020年には初めて恒星の講座を開きました。 結果は大好評でたった1日の講座に200名近い方が申込をしてくださいました。
今回、更に恒星リストの情報を増やして読みやすくし、冒頭の解説部分の記述を増やすなどして、『星の舞式恒星占星術』を制作するに至りました。非常に分かりやすく使いやすい、画期的な恒星占星術のテキストになったと自負しています。
恒星占星術は、わたしたちが「どんな星の元に生まれたのか」をまさに教えてくれるのだと思います。
そして、複雑に広がりすぎた従来の占星術とは異なり、恒星占星術は、古から続いてきた本物の叡智を「思い出している」、「取り戻そうとしている」と感じます。
本書を通して多くの人が、自分たちの魂の記憶にアクセスし、いかに多くの可能性を秘めて生まれてきたのかを思い出していただければ幸いです。