わたしたちの人生には、わたしたちの意志とか努力ではどうにもならないこと、何か大きな流れの中で導かれるようなことというのがあります。 その最たるものの一つが、人との縁ではないでしょうか。

　

そして、そんな目には見えない「縁」というのは必ずありますよね。 特に、親子、夫婦になるような関係はとても深い縁で結ばれた者同士だと言えるでしょう。

わたしは西洋占星術を人に教えたり、占星術をツールに本やブログを通して様々なことを伝えています。 今の時代の流れ、宇宙の法則、そして、自分自身の日常生活や日々感じたこと、気が付いたことなどを星の情報と照らし合わせて発信しています。

そうする中でいつしか、「パートナーシップ」に関する発信が人気をいただくようになり、このようなテーマの書籍を出版させていただくこととなりました。

実際のところ、わたしの成功と幸福は、すべて夫と出会えたおかげだと思っています。夫と出会えたからこそ、今の役割に導かれたのです。

わたしの人生の最大の成功は、夫と出会えたこと。夫に愛されたこと。

この本は「著者のノロケ本か！」という突っ込みをされても致し方ないような内容になるでしょう（笑）。 でも、「運命のパートナー」について語るのに、幸福なパートナーシップを営んでいないのでは何の説得力もないだろうと思っています。

心理学者のアルフレッド・アドラーは、「人間の悩みはすべて対人関係の悩みである」と言いましたが、わたしたちの人間関係の縮図、その根幹となるものがパートナーシップなのです。

パートナーシップはわたしたちの日常を豊かに幸せにするだけではなく、運命のパートナーと生きることで、わたしたちは使命へと導かれ、愛の循環を生み、愛や豊かさを拡大させていくことができるようになります。

つまり、自己肯定感、日々の充足、生活の安定、お金、遊び、健康、社会的な役割を果たすことなど、あらゆる領域に及ぶ幸福の基盤となるのです。わたしは今でこそ「舞さんのパートナーシップが憧れです」「どうやったらそんな に素敵な方と出会えるんですか」などと言っていただいていますが、決して簡単にここまで来たわけではありません。夫との関係性も、今のように良くなるまでにはいろんなことを越えてきています。

そしてわたしは、今のパートナーである夫に出会う前に一度離婚を経験しています。ほんの数年前までは、バツイチ子持ちで福祉に頼り、県営住宅に住んで、月収10万円以下のパートタイマーでした。

そして、今の夫に出会い、再婚した後に、西洋占星術に出会い、セミナー講師として人気をいただくようになり、会社を設立して事業も安定し、書籍を何冊も出版し、愛もお金もすべてが満たされ、加速度的に人生を好転させることができるようになったのです。これらのパワーの源はすべて夫です。そして、占星術で宇宙の叡智を知り、自分らしく生きていくようになったおかげです。

運命の相手というのは本当にいるのか。
どうすれば出会えるのか。
どうすればパートナーとの関係性がより良くなるのか。
なぜ私たちは人を愛するのか。
なぜ愛されたいのか。

こうした問いはすべて、「わたしたちはどう生きればいいのか」という問いとつながっています。この世界はあなたの内面の写し鏡です。優しいパートナー、人間関係に恵まれているのなら、それはあなたが優しい人だからです。人間関係や仕事がうまくいかないなら、あなたの内側に、何か原因があるのかもしれません。

それを認めるのは苦しいことかもしれません。ですが、被害者をやめて、あなたがあなたを認め、自分を満たし、自分自身を素直に表現できるようになると、世界は一気に変わります。

そして、あなたにとって唯一無二の運命のパートナーに導かれるのです。
パートナーがいるかどうかは結果でしかありません。あなたがそういう世界を生きると決めるだけです。
他人があなたを幸せにするのではありません。あなたが、幸せな人生を生きていくと決めるのです。
あなたがまずあなたらしく純粋に輝いて生きていけば、目の前の世界が輝きます。
目の前の人に愛を伝え、幸せな循環を生むことができれば、あなたの人生は最高のものとなるでしょう。
だからこの本は、恋愛のことだけを語るものではありません。
運命のパートナーに出会える鍵は、あなた自身の中にあるのです。