2023.02.20星の時刻表【星の時刻表】魚座新月~他者を通して自分の心をみつめる。この先の社会テーマを考える
2月20日 16時6分ごろ、魚座で新月です。
魚座入りする直前の土星と重なる新月
この新月、3月7日に魚座入りする土星と重なっていて、月、太陽、土星が7ハウスで孤立しています。
7ハウスは人間関係のハウスで、この新月からの1ヶ月は、人とのかかわりの中で、自分の内側を強く見つめなおす流れが起こることになりそうです。
人間関係に関わるハウスにはありますが、そこに広がりはなく、他者を通して自己認識を強めたり、気持ちが乱れないように防衛的になり、自分の価値観を守ろうとします。
こんどの3月は土星と冥王星の移動が起こる、歴史的な転換点
土星は、2020年末に水瓶座入りしましたが、いよいよ次の魚座の領域における社会基盤を整えなおすフェーズへとやってきました。
3月7日からの魚座土星時代に関しては、次回、スペシャル記事で書いていこうと思いますが、今回の新月は、土星が魚座に移る直前で土星にタイトに重なっていることから、新しい時代に向けた心の地ならしの意味が強いのだろうと感じます。
年度末の時期なのもあり、自分がこの社会でこれから何を目指すべきか、このままでいいのか、変えるべきことは何なのか、といったことについて、改めて思い悩む人もいると思います。
そしてその迷いや悩みは、特定の他者、パートナー、不特定多数の人々など、あなたの世界にやってくる誰かを通してやってくるかもしれません。
この新月からの1ヶ月、特にこの新月前後に立ち上がる自分の社会的地盤における揺らぎは、ここから3年ほどぶら下げ続けるテーマになる可能性があります。
というのも、ここから3年で世の中がどんどん変わっていくからです。
人も世界もどんどん変わっていくこの時代の中で、誰もが必然的に、いつ難破してもおかしくない船に乗って生きているような不安定さを抱え続けることになります。
今までの当たり前、とか、常識、価値観といったものが通用しなくなり、不安に飲まれそうになる。
そんな時代の入り口に入ってきているのです。
新月のサビアンシンボルからわかること
この新月、月と太陽が位置しているのは魚座の2度で、「ハンターから隠れているリス」というサビアンシンボルの度数です。
周囲から距離を置き、自分の内面に目を向け、価値観を守ろうとする、という意味の度数になります。
他者の態度やあり方に非常に敏感になり、防衛的になりそうです。
その他の配置より
その他の配置からは、ざっくり以下のようなことが分かります。
1.仕事では運命的な転機がやってきやすい
MCにドラゴンヘッドが重なり、仕事や自分の社会的な役割における転機がやってきやすいタイミングです。
収入についての考え方が変ったり、自分の得意なことをもっと生かそうと思ったり、価値観そのものが転換する人もいます。
同じ牡牛座の天王星が10ハウスにあって、新しいものを取り入れたい!新たな役割をみつけたい!という意識が非常に強くなります。
そういった意味でも、仕事で新たな転換、新規のものの導入を検討しやすくなります。
また、外から突然やってくる形で大きな変化が起こる可能性も十分にあります。
いずれにしてもそれは必然であり、運命的な変化です。
2.新たな展望を描き、学び、情報を集める
その天王星と水星が手放しの配置で繋がっているため、社会的な意識が大きく変わる人が多くなりそうです。新たなことに興味関心が湧き、これまでと異なる未来への希望や展望を描いて多くの情報を集めようとします。
火星の状態からも、学ぼうとする意識や、同じような意識の人と繋がりたいという気持ちが強まることがわかります。
学ぶとか、情報を集めるというのは、火星が双子座で逆行し長期滞在をしたことで、ここ半年の大きなテーマでした。
来月3月26日には半年ぶりに双子座を抜け、蟹座に移りますが、この春から1年の空気を決める春分図においても、双子座の火星は強調されるため、学ぶ、情報を集める、知る、というのは昨年の春から今年いっぱいまで引き継がれていく重要なテーマなのだなと思います。
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