2020.05.07星の時刻表【星使いの時刻表】蠍座満月(ウエサク満月)～内面の充実と物質的な手放し
5月7日 19時44分 蠍座で満月です。
仏陀の生誕、悟り、入滅共にこの満月だったとのことで、
ウエサク満月と呼ばれます。
仏陀からわかる、本当の豊かさのこと、
不動サインのゲートの話など、アメブロにアップしていますのでご覧ください。
牡牛座と蠍座のラインは豊かさに関わります。
牡牛座は物質的な価値やお金といわれますが、
本質的には、自分自身の感覚、五感や内側の能力を価値に変えて、
それを発揮していくこと、
この身体と生まれ持った地位や能力を使いきって、
地上でしっかりと生き抜く！
そんな意識に関わるように思います。
一方蠍座は、命の継承や受け取ることに関わり、
人から与えられる資産とか、
目に見えない霊的なものも含めた命のつながり、
精神性、他者との深い絆によってもたらされるものに関わります。
牡牛座の季節は花が咲き乱れ、自分を開いていくようなエネルギーですが、
蠍座の季節に木々は実を付けて命の種を宿し、枯れゆきます。
どちらも豊かな美しい季節ですね。
ざっくり言ってしまうと…
牡牛座は有形の豊かさ、
蠍座は無形の豊かさ、
牡牛座は開く豊かさ、
蠍座は受け取る豊かさ、かな…と思います。
そしてこれらは豊かさの両輪なんですよね。
この満月の月は蠍座の18度にあり、サビアンシンボルは
「豪華な秋色の森」
一つの物事に集中した後に成長に気づく。
あらゆるものの中に超越的な意識が平均的に浸透する。
悟りの境地に関心を抱く。
精神世界や修行に関係。
12ハウスにあり、目に見えない領域に関わりますので、
内側に集中することや、精神性が更に強調されます。
秋の盛りの美しさや豊かさをあらわす度数で、
蠍座の命を繋ぐ力とも強く関係します。
受け取る豊かさや内的な充実感を象徴します。
悟りの境地や精神修行については、
まさに仏陀が悟りを開いたときの「縁起」の概念だなぁと思います。
わたしたちの世界に絶対のものはなく、
常に外とのかかわりによって移り行くし、
それらによってわたしたちは生かされているという考えです。
太陽は牡牛座の18度で「バックを窓から外へ出している女」というシンボルです。
バッグの中身を一度出して、バッグを太陽の光に当てて虫干しする。
このシンボルが出来た当時はバッグといえばレザーだと思うので、
水で洗うことはあまりなく、このように光に当てて干していたのかなと。
バッグというのはわたしたちの所有欲を象徴していて、
そういうものを一度外に出して空にすることを意味します。
内側にため込んだものをリセットし、無意識に育った自己の価値基準をクリアにする。
これは精神の浄化過程とも関わります。
身体や勤務的な仕事を象徴する6ハウスにあり、
わたしたちの日常のルーティンや食べているものの必要性をもう一度考え直し、
自分は何を持ち続け、何が不要かを問い直すような意味になります。
今、仕事や収入の得方について問い直す人も多いでしょうし、
日々家にいる時間が長くなることで、実際的に自分が所有しているもの、食べているもの、健康などについて問い直している人も多いと思いますが、この満月もまさにだなぁと思います。
わたしたちが受け取っている恩恵、自然の恵みに改めて感謝するとともに、
持ちすぎていたものを問い直してリセットするような満月です。
月や太陽のラインに対して、山羊座の冥王星や魚座の海王星が緩く調停しているのも大きな特徴で、
この手放しやリセットは意識せずとも勝手に導かれるように成されていく印象があります。
多くの人にとって大切な気づきがありそうな、
真の豊かさに向かうための受け取りと物質面でのリセットとが起こるでしょう。
双子座の金星と水瓶座の火星が風のエレメントで調和しあっています。
物質面や精神面、自分の足元や内面という小さい世界では、
感謝が湧いたり不要なものの手放しがありますが、
人間関係や日頃触れる情報には翻弄されるような印象があります。
とはいえ、それがまた良いきっかけになって手放しが進むのかなとも感じます。
ウエサク月の満月では何か大切なものが肉化して天から降りてくるような印象があります。
人智を超えたところから、思いもしなかったものを受け取れるかもしれません。
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