本日（６月10日）の朝６時４分ごろ、木星が双子座から蟹座に移動しました。

来年の６月30日に木星が獅子座に移るまでの１年ちょっと、蟹座に滞在し続けます。

蟹座木星時代については、こちらの記事でも簡単にご紹介しています。

 

本記事では木星の蟹座入りのチャートの解説もしつつ、蟹座木星時代についてまとめていきます。

双子座木星時代の振り返り

木星は昨年の５月から１年ちょっと、双子座に滞在していました。
この１年は、双子座が象徴する「情報」「コミュニケーション」「交通」などに世の中の注目が集まりやすく、chatGPTなどの新しい言語性AIの活用の活発化、ネット上での選挙活動や政治的な発言の活発化、インバウンドなど移動や旅行の増加などが該当したように思います。
政治が情報戦になった、という表現も本当に双子座木星らしいなぁと感じましたし、知識や情報の質に変化が起きた人も多いでしょう。

更に専門的な話をすると、土星と海王星が魚座にあり、魚座や双子座という柔軟サインのエネルギーが強まっていました。
そのため、
・社会不安が起きる（魚座土星）→陰謀が飛び交う（双子座木星）
・芸能界の性的な不祥事（魚座土星）→メディアで叩きまくる（双子座木星）
みたいなことが頻発しました。

オールドメディア　VS　SNS　のようなメディア論争もありましたね。

ニュースを見ると、迷惑観光客、移民の問題などが問い沙汰され、デモも非常に多くて、いろいろと錯そうしていました。
双子座的な移動の増加による社会混乱（魚座土星）という構図がここにも。

個人的にも、迷ったり混乱したり、どうなってるんだ？ということがこの１年多かったことでしょう。

これも、木星が蟹座に移ることで少し収まります。

蟹座木星時代の特徴

この６月からの１年は、蟹座のあらわす「家族」「共感」「女性や子ども」「地域社会」といったテーマが盛り上がることになります。
そのため、

• 人に共感的に親身にかかわろうとする

• 子どもや女性関係の新しい制度ができる（そのための議論が活発になる）

• 家庭をより心地よくしようとする

• 少子高齢化や地方創生への関心拡大

• 民族愛が強まるため、民族紛争も起こりやすい

• 足元の暮らしや地域社会を安定させたい

といった意識が社会全体で広がります。
理想とするライフスタイルについての認識が強まり、住環境を変える選択をする人も多くなりそうです。
政治的に、ナショナリズムは更に強まりそうです。

木星蟹座入りのチャートから分かること

さて、上は木星が蟹座にあると…の一般論ですが、他の天体（土星やトランスサタニアン）との関係性もみてこそ「ここからの１年の特徴」といえます。

そういう意味も含めて、木星が蟹座入りしたタイミングのホロスコープを読んでみます。

個人として大きく成長できる

イングレスのタイミングのアセンダントの星座は蟹座です。
そのため、そのルーラーの月が重要ですが、このタイミングで月は射手座にあり、木星とミューチャルリセプションという形をとっています。
月と木星のタッグがとても強まるということです。

そうすると、家が安定することで冒険ができる。
家の中で何かを学んだり、成長することが出来る。
といったことが言えます。

この、「家」はこのまま、地域社会、民族など、あらゆる心の通ったコミュニティでもいえます。

また、月は冥王星、土星、海王星、天王星などと繋がっているため、自分が日々何をするべきかについて、直感や不思議な圧力、急な出来事など、内や外からの導きによって、その時その時でテーマが移り変わることになりそうです。
そのつど目的をもって進むことで、個人としてかなり成長することが出来そうです。

知的創作活動が楽しい

水星は知性をあらわしますので、今年は知性の拡大があると考えられます。さらにイングレス時にこれらの天体が１２ハウスにあった、ということが重要です。

１２ハウスは目に見えない領域や隠れた場所をあらわします。家の中で一人で（こっそり？）何かに打ち込んでいる、という印象の場所です。まだ世間からは見えません。

ここからの１年は精神面含む水面下での準備とか、創作的な活動が充実すると考えられます。

また、精神的な充足を重視する意識が強まるため、表に出なくなる傾向です。

社会的な新しいステージのために

牡羊座の木星と土星が１０ハウスにあり、仕事で大事なスタートを切る１年になることも現れています。
そのため、先述の内面の準備が必要になるとか、現実や仕事での課題、理想などに合わせて情報を集め、下準備をし、知識を増やすことが必要になる、とも言えます。
この準備というのは木星がかかわるので、楽しいものではありそうです。

目的が定かでないまま進む

太陽が１２ハウスでノーアスペクトなので、社会的にスタートさせたいこと、作りたい基盤がまずあって、そのためにいろいろと気忙しくすることで、自分が何を目指すのかが後回しになりやすく、自覚されにくいことがあらわれています。

個人への影響についてはこちらの記事をご覧くださいね！

 

 

２０２５年度の星の流れについては『星使いの時刻表2025-226』を合わせてご覧ください。

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また、２５日に牡羊座に移った土星の影響も重要ですので、まだの方はこちらの記事をご覧ください。

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