2021.03.28星の時刻表【星使いの時刻表】天秤座満月~自分の想いを深く忠実にみつめつつ、 他の素晴らしい人々から学ぶ
3月29日 3時48分 天秤座で満月です。
星使いの時刻表執筆用に星読みを開始して、
この天秤座満月の天空図を見たら、
とても美しくて唸ったのを覚えています。
春分直後の満月がこれだなんて、なんて素晴らしいのだ、と。
天秤座満月の天空図は、
天秤座の月、水瓶座の土星、双子座の火星とドラゴンヘッドで
美しい風の大三角を形成しています。
木星と土星が水瓶座で重なり、風の時代が本格スタートし、
春分となり2021年が本格的にスタート。
そして、この満月で、風の時代に自分が進むべき方向性がいったん見いだせる。
そんな印象です。
風の大三角ですから、
情報や知性が調和的に繋がって、新たな方向性が指し示される配置でとなります。
特に、春分ごろから出来ている水瓶座の土星と双子座の火星の配置は、
社会において自分が積み重ね、達成すべきことが見いだせるような、
現実をはっきりと捉えて変化を起こすための力強さや切れ味の良さを感じさせます。
数年(もしくは十数年)単位でうやむやにしてきたことに決着をつけるような印象もあります。
太陽と金星がタイトに牡羊座で重なり、
自分らしさや喜び、楽しさを強調するような配置になっています。
新しい方向性にはそういったテーマの軸が重要になりそうです。
始まりの場所は水瓶座にあり、木星がそばにあります。
新しいことにチャレンジする意欲や、現状を打破したい感覚が強まります。
この満月前後から、今後、新しくスタートさせること、変革すべきことがはっきりしていきそうです。
天秤座の月ですから、パートナーがきっかけになる場合もあります。
月は天秤座の9度でサビアンシンボルは「アートギャラリーにかけられた3人の巨匠」
先人の経験を通じて理解する。
絵やビジョンの中の偉大なものとの間接的な関係を通じて自分を磨く。
いろいろな巨匠を比較し、理解し、生かす。
長期にわたる自己鍛錬の道を志す。
アート、というところで、絵やビジョンといった感覚的な部分が開くことが一つ。
3という数字は創造性の原理をあらわしますので、
なにかを新しく生み出す力が強まる時です。
巨匠ですから、偉大な叡智、先人の知恵といったものを見て、マネする。
いいかえると、
いいとこどりが上手で、他の人々の良さを真似して、
更にいいものにつくり変えていく力、とも言えます。
太陽と金星は牡羊座の9度にあり、サビアンシンボルは
「水晶を凝視する人」です。
物事の全体像を眺め、仕組みを知る。
透視、凝視、熟考する能力。
物事をトータルに直感できる力。
目に見えない領域を含めて、広く深く、物事を見つめる力を象徴する度数です。
牡羊座なので、本当に感覚的、直観的(もしくは野性的)。
金星と太陽がこれだけタイトに重なると、すごく楽しい、豊かな雰囲気なのですが、
今回大きな特徴としては、風の大三角に牡羊座の金星と太陽が月と向き合い軸となり、
「カイト」という船の帆のような形を形成していることです。
この形は、人生の方向性をみつける時、ということであり、
まさに「船出」の配置。
牡羊座と天秤座のラインは、自分と他者との間を行き来しながら、
両方にとってバランスの良い立ち居振る舞いやあり方を模索する力です。
自分らしくもあり、楽しくもあり、人からも喜ばれ、社会的にもOK!みたいなことですね。
そして、この満月は特に、
自分の想いを深く忠実に感覚的にみつめつつ、
他の素晴らしい人々から学ぶ。
他者は自分に気付きを与えてくれる鏡であり、
喜びや豊かさを与えてくれる。
そうして新しい気づきや指針を得て、これからの新しい時代に向けて、舵を切る。
また、大変珍しい貴重な「全惑星順行」期間の満月です。
上記のようなテーマで何か気付きや方向性を見出せたなら、
この先スムーズに順調に進んでいきそうです。
ただ、魚座の海王星と水星が双子座の火星と葛藤の配置をつくるため、
なにか言葉にならないモヤモヤを抱えたり、
苛立ちや闘争心のようなものが湧きやすい時でもあります。
直感力がかなり高まっているのと、
変革したい、対等にでありたい、未来にとってより良くありたい、
といった気持ちも強まりますので、
淀みや怠惰、不公正さを嫌う気持ち、
違和感を誤魔化せなくなる気持ちは強まりそうです。
晴れれば今夜が最も丸い満月でしたが、
あいにく雨で低気圧も強まっていますね。
お体に気を付けて。
よい満月タイムをお過ごしください。
春分スタートの星読みの本と手帳です!