2018.12.06星の時刻表【星使いの時刻表】射手座新月~矛盾と向き合い、作り上げたものの中に回帰する
12月7日 16時20分 射手座で新月です。
西の地平線付近に木星、月、太陽が同座したとても豊かな新月です。
明日、陽が沈む直前が新月タイムですね。
前回から、満月がその星座の0度、新月が15度(数え度数16度)という位置での
新月と満月、というスペシャルな期間が始まっていて、これは春まで続きます。
各星座の0度というのはその星座の初々しいエネルギーで、
15度というのは対向の星座のエネルギーが入り込み、突破するようなエネルギーの場所です。
毎月わたしたちは、その星座テーマの「矛盾」や、
その星座のテーマをやるからこそ向き合わなければならない「限界」のようなものを新月で学ばされることになります。
今回の新月は、射手座の15度(数え度数16度)で起こります。
サビアンシンボルは「船を見ているカモメ」です。
射手座は世界を探求しながら、自分自身の社会への理想を描きます。
この世界はどうなっているのか、どう生きるといいのか、
そんな哲学や、自己成長がテーマの星座ですが、
このシンボルでは、カモメは船を見ながら、船員から餌をもらおうとしています。
自分の主体性みたいなものを一度失ってしまうようなシンボルです。
この時に、他者に依存したり、頼ることを学んでみたり、
ここまで手に入れた理想や世界観を壊してみて、
新たに学びなおそうとします。
カモメというのは越冬のために、冬は南に向けて遥かな海を飛びます。
この遠くに向かう、次のステージへ、という感覚は射手座に通じるものがあります。
そんな道のりを抜けるためには、人から餌をもらっておくというのは大事な手段にもなるのかもしれません。
遠くの海を目指すために、船員から餌をもらって一度栄養を補給する。
わたしたちにとっても、今は次の世界に向かうための小休止的な意味合いがあるのかもしれません。
そうして大切な何かを蓄えているような印象です。
この新月図のもうひとつ重要な配置は、
魚座の火星・海王星と、この新月の射手座の月と太陽がスクエアという、
葛藤や手放し、路線変更の配置を作っていることです。
魚座は統合や無意識の領域を表しますが、
わたしたちは今、今後の社会的な目的を達成するために、
目に見えない無意識の領域から様々なビジョンを受け取っているようです。
ただし、このビジョンはなかなか理解できず、
言語化もできないような面があります。
魚座の浄化、統合、癒し、無意識との繋がりという感じの、
かなり広い目に見えない領域と深く繋がっていて、
その感覚が射手座が象徴する社会へのビジョンとか、
精神性といったもの、自己の理想や哲学といったものに影響を与え、
一度それを喪失させるような働きを起こしているようです。
わたしも水星が逆行しだしたあたりから、
自分が何のために伝えたいのか、何を伝えたいのかわからなくなって、
なにかを伝えようという意識すら囚われなんじゃないか、
まだまだすごく狭い視野で物事をとらえているのではないか、
そんな風に感じられて、自分の哲学や主義主張を発信できずにいました。
でも、越冬のためだったんだなぁ、やっぱりこれも、
新しい世界に向かうためなんだなぁと思うと、
言語化できないこの不思議な感覚も楽しもう、味わおうと思えます。
味わうぞ、というのは、しっかり体感するぞ、みたいな意味合いがありますが、
シュタイナーの12感覚論では「味覚」は魚座が象徴します。
みんな混ぜ合わせて体感する。
今は体感から受け取る感覚をより重視するとよさそうですね。
水星はこの新月と同じ、7日の朝方3時20~30分ごろに順行に移ります。
この時と新月の水星のサビアンシンボルは「自分の領土に近づく妖精たちの王」です。
旅をしていた妖精王が、自分の王国に戻った。
そして、自分が作り上げたものの中にこそ、答えがあったと知る。
そんな意味の度数です。
外に答えはないんだよ。
でも、答えを探すために外の世界を見てきたからこそ気が付くことができたことでもある。
回帰するって奥が深いなぁ、こういう矛盾って世の中にたくさんあるなぁと感じます。
内側に答えがあるということに、外を見ないと気が付かない。
この世界は聖なる矛盾であふれているなぁと、最近思っていたところです。
今ちょっと、面白い時空間の中にいるので、たゆたうように、
日々の穏やかな空気を味わうように過ごすといいのかなと思います。
そういう穏やかな幸福感はすごく感じやすい時なのかなぁと思います。
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